美大や専門学校に行かなかった社会人が未経験デザイナーに転職した方法  -職業訓練のメリットデメリット-

こんにちは、きおです。

早速ですが、結論から。私が美大卒以外からデザイナーに転職できたのは、
「職業訓練に通ったから」です。

専門学校に準じる場所に通ってるやんけ!!!というツッコミはさておき。
職業訓練には素晴らしい利点があるのです…それは、

失業保険給付期間中に通えば(ほぼ)無料で通えること!!
しかも、失業保険の給付を受けながら。

※テキスト代は別だったのと、期間の長いコース(1年など)は授業料が必要でした。
(それでも通常の専門学校から考えれば破格&破格!)

特に、新卒では一般企業に就職して、でもどうしてもデザイナーになりたい!!!という強い気持ちが抑えきれなくなった人にはおすすめの選択肢だと思います。

とはいえ、メリットデメリットがあるので、詳しく説明します。

正直、職業訓練を卒業した時にはクラスの人数が半分くらいに減っていたので、楽ではないというか、合わない人はすぐに行かなくなっちゃうと思います…。

 

職業訓練でデザインを学ぶメリット。

社会人経験が一定以上ある人なら、失業給付を受けながら学べる

一つ目は、上でも書いた通りです。要件を満たせばお金を貰いながら学べるというのはめちゃくちゃ大きいです。
私はすでに学生時に奨学金をもらっていたこともあり、これ以上お金を借りるのは現実的に厳しかったです。いつまでも親のすねを齧っているわけにも行かないですし。

このシステムがなければデザイナーになれていなかったと思うので、本当にありがたかった・・・。使える制度があるなら絶対活用した方がいい!!と思います。

私は東京の職業訓練に通いましたが、地域ごとに色々な訓練があると思います。ぜひ、調べて見てください。ハローワークに実際に行って話を聞くと、より詳しく教えてもらえると思います!

同じ目標(デザイナーになりたい!)を持った人と学べる

独学で勉強しよう、まずはイラストレーターの本を買って・・・

・・・私もやりました。そして全くパスがうまく使いこなせなくて匙を投げました・・・。

好きなこと、やりたいことをやってるんだから続けられるでしょ?

↑みたいなことを言われる時があるのですが、私は声を大にして反論したいです。

好きなこと、やりたいことでもつまづくときあるから!!!!

そのつまづきを解消する一助になるのが、同じ目標を持った人と学べる環境です。私が学校に通っていた時も、ほとんどの人がイラストレーターのパス操作に悪戦苦闘していました(笑)それをお互い教えあったり、講師に聞いたりできるのは、ちょっとしたつまづきから立ち上がるためにすごく有効です。

正直、嫌になっちゃう時ありますよね。全然自分才能ない…って打ちひしがれたり、全然うまく行かなかったり、必死で作った課題をボロカスにけなされたり。好きなことなら嫌なことは起こらないわけじゃないんです。でも、うまく行かないからって諦める必要もない。

同じ目標を持った人がいる環境を物理的に作ることができるんですね。

 

講師にポートフォリオを見てもらえる

これ!!!めっちゃ大事なポイントです!!!!
自分の制作物を客観的にボロクソに言ってくれる(笑)人がいることこそ、学校というものに行く価値だと思っています。

昔、大学生のころにもデザイナーになりたいと思っていたことがありました。その時は自分で作品を作ってポートフォリオのまとめ方の本を買ってまとめて持って行ったわけですが、、、まーーー今考えると恥ずかしい!!です。

授業で作った作品すらも無いわけなので、本当に自分で作った物を載せますよね。すると、どうなるか…ポスターを例にして解説します。

  • 「何パターンか見せることで発想力をアピールした方がいい」とメインのビジュアルのパターンをいくつか考える(これはOK)
  • ビジュアルを考えるのに注力しすぎて、開催日や開催地、地図、詳細などなど、、、の文字組をデフォルトの小塚ゴシック・行間や文字詰もそのまま作る(※実体験)
  • 時間がない!もうこの状態で載せよう!!となり、だれにも見てもらうことのないままポートフォリオの1ページに載せる(※実体験2)

上記の流れで作った作品を載せたポートフォリオ……誰にも響かないのは明白ですよね。どこが問題だと思いますか?全部?正解です…いやほんと過去の自分のことなんで恥ずかしいんですけども。

自分が今持っている知識と技術でできることしかしてない。

それを、指摘してもらえるタイミングがないんですよ。学校に行ってないと。

もちろん、行動力のある人は見てくれる人を見つけられると思いますが、
私のような根暗な人間には無理でした。

でも、学校やそれに準じた組織に行けば、必ずポートフォリオの授業があるので、必ず見てもらえます。授業じゃなくてもちょいちょい講師の人に見てもらった方が良いです。

 

 

 

職業訓練を選ぶデメリットもあります。

めちゃくちゃおすすめの職業訓練ですが、もちろんデメリットも。

失業給付金をもらうことが目的など、やる気のない人もいる

結構います。そしてこれは、自分でお金を払って学校に通った場合はあんまり遭遇しない人なんじゃないかなあと思います。

解決策としては、人は人、自分は自分!!で、授業の内容をしっかりこなしていくことかなあと思います。やる気のない方に引きずられないように。(難しいんですけどね…)

 

本当にいろんな人がいる(笑)

上と似ているような気もしますが、本当ーーーーーーにいろんな人がいます。すごい人からある意味すごい人、わけわかんない人、やる気ない人、全能感に溢れた若者などなど。社会人生活をしていると一緒に何かをやろうという機会がおおよそ無いであろう人が40人とか詰め込まれて授業をします。

問題が起こらない方がおかしいですよね。笑
グループワークは常に問題発生の嵐でした。それぞれの考え方が違いすぎて…会社の人間関係の予行演習ができますね。笑

机を寄せ合ってお弁当を食べるとか、高校生以来なのでは…みたいなこともあると思います。協調性に欠けた私は常に一人で食べてましたが…。お弁当を友達と食べる、みたいなの、学生時代を思い出して暗黒面に落ちそうになるんですよね…。

なお、私は全くクラスに馴染めませんでしたが(笑)、
グループワークなどには真面目に参加していて、特に問題ありませんでした。
なので、無理に仲良くならなきゃ!!と気負う必要は無いと思います。

 

 

カリキュラムを見極めて選ばないと、内容に大きな差がある

デザインやDTPを学べる訓練、特に大都市ではたくさん用意されていると思います。が!!!内容を見極めて選ばないと自分が思った道に進めない可能性が高まります。
私が思う大事なポイントは下記の通りです。

  • 出来る限り見学に行く。
  • 見学に行った先で、先輩のポートフォリオを見せてもらう。就職状況についても聞く。
  • カリキュラムを見極めて選ばないと、内容に大きな差がある

もちろん、各訓練が公開しているカリキュラムを見ることは大前提です。しかし、カリキュラムを見てもふーん?良さそうかな?くらいしかわからない場合もありますよね。そういう場合の決め手になるのが学校見学です。

本当に、出来るなら見学に行った方がいいです。私は行かずに決めてしまいましたが、多くの職業訓練は、申し込み期間のあたりで見学の機会を設けています。雰囲気や施設の様子も掴めますし、どうしても会社が休めなくて行けない場合以外は行った方が安心です。(私は当時社畜が極まってて行けませんでした)

色々説明を受けるかと思いますが、私のオススメは先輩のポートフォリオを見せてもらうことです。見学の際に見せてもらえるようなポートフォリオは、しっかり学んでいる人のものが多いです。(真面目にやってない人のはそもそも出来上がっていなかったり…)

どれくらいの作品数があるのか、課題だけでどれくらいやるのか、仕上がりなどなど、、、色々な人のを見れると、この人の方がよくできてるな〜とか分かってくると思います。

さらに、そのポートフォリオの作者がどういう就職先に行ったのかを聞けるとベストですね。本人には聴きづらかったり、まだ就職の時期じゃなかったりする場合もあるので、講師に聞くのもいいでしょう。

この学校に行った時、自分はどういうものが作れるようになるだろうか?という未来予想をしっかり検討しましょう。出てきたポートフォリオがこの程度?と思うようなら、自分の志向と訓練の内容があっていないので別の学校を選びましょう。

 

まとめ

今回は、職業訓練を受けるメリットとデメリットについてお伝えしました。自分が職業訓練を受けたことで未経験からデザイナーになれたので、メリットを熱く語ってしまいましたが、検討される際の助けになれば嬉しいです。

職業訓練ではない学校を選ぶ場合も、ポートフォリオはぜひ見せてもらってくださいね。大事です!

メリットまとめ!

  • 社会人経験が一定以上ある人なら、失業給付を受けながら学べる
  • 同じ目標を持った人と学べる
  • 講師にポートフォリオを見てもらえる

デメリットまとめ!

  • 失業給付金をもらうことが目的など、やる気のない人もいる
  • 本当にいろんな人がいる(笑)
  • カリキュラムを見極めて選ばないと、内容に大きな差がある

最後までお読みいただきありがとうございました!